獣医学科四期生の同期会は、毎年場所を変えながら開いていますが、昨年の2018年は11月22~23日にかけて宮城県松島町で、次回2019年は北陸で開いてほしい希望が多く、北陸在住唯一の筆者が受け、2019年11月02~03日の間、富山市に参加希望者が集まり開かれました。
開催案内発送55名の内、出席者20名、欠席者19名、未回答者16名で、出席者の内、同伴者有りが6組でした。その後、3名が欠(病気1欠、親介護1欠、海外視察1欠、トダキャン1欠)となり、参加実数は17名で開催されました。
祝会(自由着席で名札明示)は、簡単な挨拶と翌日の計画説明後に乾杯、直ちに自由な懇談の場となりPM6~9時の間、楽しく熱く語らい、9時~11時は別室で二次会を開き、力の入ったお喋り時間を過ごしました。その後、後片付けは同伴者を交えて瞬時に終わり、各自の部屋へと流れていきました。二次会部屋は幹事と協力者の小西氏(前日から幹事宅で打合わせ後宿泊)が畳部屋で就寝。
翌日は、富山市内の観光です。宿から富山駅まで徒歩8分、環状電車セン・トラムに乗り、市の中心街にある池田屋安兵衛商店(売薬薬種商)で丸薬の製法の実演と富山売薬の歴史を教わった後、隈研吾設計の富山市立ガラス美術館で建造物とガラス作品の鑑賞そして併設開催の「世界の鳥の巣展」(鈴木まもる展)後を見た後、市内電車で富山市役所へ行き市の展望塔から、東は北アルプス、南は飛騨山脈、西は神通川と丘陵地、北側は冨山湾と能登半島と晴天に恵まれた環境での眺望を楽しみ、富山駅経由で宿舎の富山自遊館で昼食後に散会した。
来年度の同期会は、昨年同期会で大学近くでの希望がでておりましたが、大学近郊に居住する同期生の参加がないため、道内からの参加会員3名による開催地選定を一任しました。多分、帯広近郊が有力候補となりそうです。
富山県に来た同期生の感想は「富山市は都会だね、道が広くて綺麗な気持ちの良い環境のところだね!」と嬉しい言葉でした。
富山市は昭和20年8月1・2日に米軍の大空襲にあい、富山市内は全焼し、広島、長崎の原爆被害の次に大きな被害を被った大規模戦争災害地です。終戦後の都市計画では道路を広く、火災に強い町創りがなされ、今日に至っています。富山大空襲で残ったのは鉄筋コンクリート造りの富山県庁、北陸電力ビル、大和富山店ビル(富山ガラス美術館前地)3棟のみで、富山市役所の横を流れる松川は、死体が川にマグロを並べた如くに浮かんでいたと皆さんに説明しました。
富山市役所の展望塔からは、冨山湾を挟んで能登半島が佐渡の方へと伸び、富山湾内が如何に広いかがうかがわれる自然豊かな富山に住むありがたさを実感した時でもありました。
(文責、四期生同期会富山県幹事 永井 勝 )